18年振りに一念発起!ピアノはじめました

30を過ぎ、子供が幼稚園に行き始めてから専業主婦の私の生活は何か物足りない感じ。


何不自由のない、ごく普通の生活を送っているのだけれど、夫婦の決め事で子供が10歳になるまでは私は働きに出ず、家にいることになっています。


友人と会って、食事をしたり、お茶をすることもあるものの、毎日というわけでもなく。


去年の夏ごろから何か始めたいな、習い事でもしようかな、なんて思い始めました。

考えたのは、ヨガ、ピラティス、お料理教室、資格講座、ジム通い、ボールペン字、語学教室などなど。

 

しかし、田舎暮らしのため、なかなか自分の都合に合うような教室がなく、自宅でできることで、かつ自分が楽しめることをするしかないな、という結論に達しました。

そんな話を実母にしていると、

 

「そんなら、アンタ、もう1回ピアノしたらいいやん!」

母からの意外な言葉。

 

私は4歳の頃から8年間エレクトーンを習っていました。

始めた時は小さすぎて、どのような経緯でエレクトーンを習うことになったのかは覚えていませんが、母によると私が「ピアノ(またはキーボード)を弾けるようになりたい」と言ったそうです。

 

しかし、子供の頃はかなりの練習嫌いで、自分の好きにさせてもらえないのがとても窮屈に感じ、エレクトーンを楽しい、好きだと思ったことはなかったように記憶しています。

しかし、エレクトーン教室を辞めてからも自分で引けそうな楽譜を買ってきては気晴らしに弾くことがありました。

 

実家にももうエレクトーンは残ってないし、新たに買うというのも少し投資額が大きい気がしていたのですが、音楽をもう1回すると思うとなぜかワクワクしてきてしまいました。

そして勢いにまかせて中古で3万円ほどの電子ピアノを買うことにしました。

 

18年のブランクを経て鍵盤に触ると、なんとも言えないドキドキ感!早速、初心者用の楽譜を買い、練習を始めました。

やめられません!子供の頃は、先生が選んだ曲を弾かされていた、というイメージだったのですが、今は自分の弾きたい曲を選べます。

そして大人になった今は練習方法が頭でしっかりとわかり、忍耐強く続けられるのです。

 

「ここの左手がうまくできないから左手がスムーズに弾けるようになるまで練習しよう」


「ここは右手も左手もスムーズに弾けるようになってきたから次は両手で合わせてみよう」

などスモールステップで建設的な練習ができます。

 

なので1曲マスターするのも1~2週間ほどです。

今では完全にピアノにのめり込んでしまい、1日2時間みっちり練習を欠かせません。

自分が子供の頃にここまで練習熱心でピアノを楽しんでいたらなぁ、と心から思います。

 

けど、大人になったからこそできる練習法や忍耐もあると思うので、やっぱり子供の頃の私は今ほどはピアノを楽しむことはできなかったのかもしれません。

 

ただ、あの頃、あまり楽しめない割にも8年もピアノを続けたおかげで培った音楽の基礎(楽譜を読む、など)は私の財産となりました。

そのお蔭で18年経った今、心から趣味のピアノを楽しむことができているのですから。

 

今の夢はショパンの難易度の高い曲を弾けるようになることです。