ベジタリアンでいることを辞めたことは後悔していない

数年間続けてきたベジタリアンの生活を辞めてから、1年が過ぎました。

ベジタリアンを辞めるまでは、どんなに周りからベジタリアンであることを理解してもらえなくても、気にせずベジタリアンでいようとその当時は考えていたのに、今ではお肉やお魚が食卓に並ぶことに抵抗感がなくなってきています。

もともとベジタリアンになったきっかけは、インド旅行がきっかけでした。

インドで、街中を牛が堂々と歩いていて、お店では鶏が容赦無く切られて生々しい鶏肉を間近で見たことがきっかけでした。

そのインド旅行以来、ベジタリアンとなり、日本に帰国してからもお肉も魚も食べない生活を続けていました。

周りでは、私と同じベジタリアンの人を見つかることはなく、お肉も魚も食べない私に、多くの人は不思議がっていました。

頑なにベジタリアンを辞めようとしなかったので、その当時の私からすれば、現在の私の食生活はとてもびっくりなものでしょう。

毎日の夕食には、ソーセージや合挽き肉、鶏肉など、必ずお肉料理を用意しています。

こんな変化があったのは、やはり結婚したことが理由だと思っています。

一緒に食事をする人と、一緒の食事を食べたいと思うようになってから、ベジタリアンでいることに執着しなくなったのです。

それよりも、同じものを食べることに意味を見出していたのかもしれません。

このように、ベジタリアンを辞めたのは、誰かに辞めるように言われた訳でもなく、プレッシャーを与えられた訳でもなく、自分の意思で決めたことでした。

今考えてみると、いつを境に辞めたのか、辞めた日のことは覚えていません。

ただ、久しぶりにお肉を食べた時、美味しいと感じたことは覚えています。 この決断には後悔はしていないのですが、もし、インドに定住していたら、きっと生涯ベジタリアンでい続けていたと思います。

日本のように、全てが清潔に保たれていて、生のお魚が新鮮に食べられ、周りの人が美味しそうに食べているからこそ、もう一度お肉もお魚も食べられるようになったんだと思います。

そう考えると、夫と一緒の食事を食べられることができるようになったのは、日本の清潔感と食の安全性のおかげかもしれません。